
木箱に収まった、弥栄の酒 寿
愛知県愛西市の弥栄酒造が、純米大吟醸「弥栄の酒 寿(ことぶき)」のお中元限定商品として、二つの原料米を飲み比べる「原料米飲み比べセット」を7月2日(木)より発売した。公式オンラインショップで発売中だ。
食用米で純米大吟醸を醸す
同じ蔵、同じ杜氏、同じ仕込み、同じ精米歩合、それでも、味が変わるのは何故か。それは、原料米が違うからだ。

実った、にこまる

40%まで磨いた、にこまる
「にこまる」は、日本の食卓を支える食用米だ。純米大吟醸には酒米を用いることが一般的だが、弥栄酒造は、毎日食べる米にも大きな可能性があると考えた。食用米を40%まで丁寧に磨き、純米大吟醸として醸す。そこには技術的な難しさもあったが、それでも取り組んだ理由があった。


米は酒を造るためだけではない。日本の田んぼを守っているのは、酒米だけではなく、日々の食卓を支える食用米でもあるから。

また、食用米で醸した純米大吟醸は、通常非売品で、これまで催しの場でしか出していなかった。今回のお中元は、その一本が購入できる数少ない機会とのことだ。
原料米で飲み比べ

山田錦で仕込んだ寿

にこまるで仕込んだ寿
日本酒を代表する酒造好適米「山田錦」は、長年、多くの蔵元が理想として磨き続けてきた酒米だ。今回、販売開始した「原料米飲み比べセット」では、この「山田錦」と「にこまる」を、同じ「寿」としてセット。同じ蔵が、同じ杜氏の手で醸したからこそ、米そのものの個性が現れる。
山田錦は、完熟マスカットを思わせる芳醇な香りと、透明感のある凛とした味わい。一方、にこまるは、柔らかな旨みと穏やかな甘みが広がる味わい。米が違えば、ここまで表情が変わる。
ワインには、ぶどう品種を飲み比べる文化がある。日本酒にも、米の品種を楽しむ文化があって良いのではないか。このセットは、その入口となる一杯を目指しているとのこと。
また、普段は市販していない「にこまる」を含む二本を、同時に味わえるのは、この夏のお中元だけとのことだ。
公式オンラインショップで販売
純米大吟醸「弥栄の酒 寿」お中元限定 原料米飲み比べセットには、山田錦100%の純米大吟醸と、にこまる100%の純米大吟醸をそれぞれ1本ずつセット。いずれも容量は720ml。
公式オンラインショップで7月2日(木)から8月15日(土)まで数量限定100組で販売、なくなり次第終了となる。にこまるは通常非売品のため、本セット期間中の特別販売だ。
精米歩合は40%でアルコール度数は15度。保存は開封前も常に10℃以下で要冷蔵。ワイングラスでの飲むのがおすすめだ。価格は22,000円(税込)で送料は全国一律1,500円。注文日の翌々営業日に発送し、代引き・海外発送は不可となる。
お中元にふさわしい酒を追求

日本には、季節の節目に感謝を伝え、相手の健康と繁栄を願う「お中元」という慣わしがある。弥栄酒造は、この文化にふさわしい酒とは何かを考え続けてきた。
酒の名は「寿(ことぶき)」、ブランド名は「弥栄(いやさか)」と命名。「寿」は、人の幸せや門出を祝う言葉。「弥栄」は、「いよいよ栄える」という日本古来の祝いの言葉。いずれも、暮らしのなかで長く大切にされてきた、幸せを願う言葉だ。
だからこそ、お中元という贈り物には、この名を冠した酒がふさわしいと考えたとのこと。弥栄酒造が提案したいのは、新しい日本酒ではなく、日本酒を、米の違いで楽しむ文化。山田錦にも、にこまるにも、それぞれにしかない価値がある。その違いを知ることは、日本酒を知ることだけではない。日本の米を知ること。日本の農業を知ること。日本の祝い文化を知ること。「弥栄の酒 寿」は、この一杯から、日本の文化を未来へつないでいく。

弥栄酒造は、慶応元年に創業。企業理念は、祝いの席は「寿」で乾杯。日本酒を通して、日本の米文化・祝いの文化・田んぼの未来を次世代へつなぐとのことだ。
弥栄酒造の「原料米飲み比べセット」をチェックしてみては。
弥栄酒造 公式オンラインショップ:https://sake-kotobuki.com
(熊田明日良)